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1996年、メルクリン社が長い年月をかけた研究開発の末に完成したCトラックは、次世代を担う高機能トラックとして、ニュルンベルグ国際玩具見本市でセンセーショナルなデビューを果たしました。
丈夫さ軽さなどの基本的な長所に加え、クリック方式による付け外しの手軽さ、レイアウト設計の簡単さ、さらにはデジタル・システムへの高い適応性などから、早くもそれまでの主力製品Mトラックのシェアを凌駕しています。「内側に多くの価値を秘めたトラック。」と称されるほどに、数多くの工夫が凝らされていますが、特にその利点はデジタル・システムをご利用の際に顕著に現れます。 |
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独創的な差し込み接続がCトラックの特徴です。ワンタッチで電気的にも機械的にも確実に接続され、同時にしっかりとロックされます。「クリック」式の差し込み接続は、トラックを美しい幾何学フォルムに繋ぎ合わせ、スム−ズな運転を実現します。分解するときには2本の線路をつなぎ目が下になるように折り曲げればロックが外れます。接続部は、分解・組立を頻繁に折り返しても摩耗が少なく安心です。このメルクリン独自の「クリック」式接続方式は特許により保護されています。(DBP
40 33 440) |
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あっという間に完成! |
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たとえ大規模なレイアウトでも、すぐに運転できるトラックとスピ−ディ−な差し込み接続で、あっという間に組み立ちます。 |
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安全のうえにも安全 |
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Cトラックは鉄道模型に要求される世界各国の安全基準を満たしていますから、ECマ−ク付きです。子供から大人まで誰にでも安心してお薦めできます。 |
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清潔で静か |
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Cトラックは大規模で複雑な線路配置でも加工の必要が全くありませんから、レイアウト建設はゴミや騒音を出さずに進められます。さらに道床部はレイアウト完成後の運転騒音も軽減します。 |
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バラスト構造の道床は歳月を経た玄武岩のバラストの色を再現しています。2本のトラックの間部分は実物通りバラストが沈んでいます。道床部の幅を40ミリに揃えた事で、どのようなトラックの組み合わせでも道床の斜面をカットする必要がなくなりました。
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Cトラックは極めて安定したステンレス・スチ−ルで作られています。断面の高さは2.3mm(コ−ド90)で、実物をほぼ正確に縮尺していますから、1950年代半ば以降に製造されたメルクリンHO車両ならどれでも運転できます。トラック底面の下が透けて見えるように敷設されていることも実物通りです。 |
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全てのCトラック製品はHOスケ−ルに忠実に縮尺されていますから、加工したり、切断したり、バラストを追加したりする必要はありません。 |
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Cトラックの道床の裏側には様々な用途に活用できる空間があります。電気的・機械的なアクセサリ−の設置や、フィ−ダ−線の引き回しのための準備ができています。
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専用のフィ−ダ−・トラックを用いる代わりに、Cトラックではどのトラックにもフィ−ダ−線を接続して、運転電流給電用に用いることができます。平型ソケット付きのフィ−ダ−線は全てのトラックの両端にあるプラグ接点に差し込んで直接繋げることができます。 |
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Cトラックの企画出発段階から、デジタル・レイアウトをスム−スに運転するために一番大切なことが十分に配慮されています。それはデジタル・デ−タの高速通信のために、一貫して確実な接続を確保することです。レイアウトへのフィ−ダ線の接続は、工業規格に適合した平型ソケットで行います。二重の板バネ接点接合部が、レ−ル相互間の接続を行います。多数の点接式接点をもったセンタ−・レ−ルやポイントに埋め込まれた金属製のフロッグが優れた通電性によって機関車へのスム−スなデ−タ送信を保証します。デジタル・アクセサリ−も同様に接続の確実な平型ソケットによって接続されます。こうして信頼のあるデジタル・デ−タの送信がもたらされます。 |
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デジタル・デコ−ダ−は現場に設置 |
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ポイントや信号機、その他のデジタル制御用アクセサリ−のための小型デジタル・デコ−ダ−は、道床の傾斜裏側に設けられたデコ−ダ−・ホルダ−に取り付けることができます。電動式ポイント・マシンは、ポイント裏面で直接デコ−ダ−に接続することができます。線路に沿って設置した各種のアクセサリ−は最寄りの線路に取り付けたデコ−ダ−に接続できます。
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電流とデ−タが同時にトラックを流れる |
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Cトラックはデジタル・システムの機能を最大限に発揮するように設計されています。電流とデジタル・デ−タは常に一緒にトラックを流れます。全てのフィ−ダ−用と接続用の接点は十分な容量をもって設計されていますから、レイアウト上のどの場所でも、すべての線路についている差し込み接点により追加のフィ−ダ−を引き回すことなく、電流とデジタル・デ−タを取り出すことができます。長距離区間の給電(推奨値は2メ−トルおき)や大容量を要する場合のブ−スタ−による給電は、必要な箇所で随意に接続できます。
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メルクリン・システムの基本的な特徴は、当然ながら新しいCトラックシステムを導入しても保たれます。
●メルクリンの各トラック・システム(Cトラック、Mトラック、Kトラック)間の互換性。
●電導性の確実なセンタ−・トラック方式。
●走行トラックはアクセサリ−電流のア−スと共有。
●従来型メルクリン・トランス、デルタ・システム、メルクリン・デジタル・システムのいずれでも運転可能。
●車輪とトラックの規格の適合性。
●ギャップを多用しないで済む自由な線路配置の可能性(例えば、ル−プ線やY字線) |
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